第十一回メールマガジン(2020年10月18日発行)
●●●目次●●●
1. ご挨拶
2. お知らせ:米国SigmaLabs社の国内総代理店となりました
3. 金属3Dプリンタ専用メルトプールモニタリングシステム
4. ピックアップ(金属3Dプリンタ向け各種製品)
5. 編集後記
1. ご挨拶
第10回目からだいぶ時間が経過してしまいました。
その間に新たにメルマガ配信のお申込みを頂いておりました方々、なかなか配信できずに申し訳ありませんでした。
さてだいぶ涼しくなってまいりましたが皆様風邪などひかれておりませんでしょうか?
季節の変わり目で体調を崩しがちになるかと思いますので、健康管理には十分に気をつけてお過ごしくだ
さい。
ちなみに先日弊社の近くでクラスター(なんと62人)が発生しました。コロナウイルスにも気をつけましょう。
今後とも株式会社プロフィテットをよろしくお願いします。
2. お知らせ:米国SigmaLabs社の国内総代理店となりました
このメールマガジンでは一度もご紹介したことがなかったのですが、当社では予てから米国SigmaLabs社が取り扱う、金属3Dプリンタ用メルトプールモニタリングシステムのエージェントとしまして販売活動を行っていました。
この度、この1年の実績をご評価いただき、同社と総代理店契約を締結させていただきましたのでご報告させていただきます。
ご存じの方も多いと思いますが、3Dプリンタは航空宇宙、医療、自動車、金型などの複雑形状部品を製造する装置として有望視されており、その市場規模も数十兆円(装置以外に粉末、サービスなどを含む)と期待される技術です。
その一方で、この技術にはいくつかの課題もあります。製造スピード、装置・粉末コスト、など課題がありますが、品質保証もまた重要な課題の一つです。
そのため、造形時にリアルタイムでモニタリングする技術はこの市場ではトレンドの一つとなっています。
SigmaLabs社のPrintRite3Dはこの課題をクリアするためのツールとして非常に期待できる製品です。
国内総代理店として、国内の皆様のニーズがしっかりと理解し、それをメーカへフィードバックすることにより、より良い製品を皆様にご提供できるよう、これまで以上に責任感をもって代理店活動をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
3. 金属3Dプリンタ用メルトプールモニタリングシステム
SigmaLabs社のPrintRite3Dは金属造形時にリアルタイムでモニタリングを行うことができる最新技術です。
▼なぜリアルタイムモニタリングが必要なの?
金属3Dプリンタはプロセスに非常に時間がかかる加工技術です。
加工が完了してから品質検査を行うCTスキャンの場合、コストがかかってしまうことと、何よりも、そこで不具合が発見された場合、再度製造を行う必要が出てしまうといったデメリットがあります。
リアルタイムに品質をモニタリングすることで、欠陥を事前に予測することが可能となり、時間を削減し、歩留まりを向上させることが可能となります。
▼何をモニタリングするの?
PrintRite3Dは造形時に金属から放射されるスペクトルからTED(Thermal Energy Density)とTEP(Thermal Energy Plank) の2つのメトリクスを計測します。
TEDは金属からの放射量全体から、TEPはある特定2波長から得られるパラメータです。
それぞれ、前者は装置全体の安定性、後者はメルトプールの温度を監視するのに役立ちます。
▼なぜPrintRite3D?
現在マーケットには様々な金属3Dプリンタメーカが参入しています。
市場の拡大とともにさらなるプレイヤーの参加が考えられます。
現在A社の金属3Dプリンタを使用しているユーザが将来的にB社の装置を使い始めるといったことも十分に考えられます。
また、現在既に複数社の装置をお持ちのユーザ様もおられると思います。
そのような場合であっても、製造メーカ様は、造形品質については全ての3Dプリンタで、一貫した基準のもとに管理されたいとお考えかと思います。
PrintRite3Dは完全サードパーティのモニタリングシステムで、様々なメーカの3Dプリンタに搭載することができる、金属3Dプリンタの品質管理に最適な装置です。
弊社取り扱いのメルトプールモニタリング装置はこちら
4. ピックアップ(金属3Dプリンタ向け各種製品)
今回のピックアップはパウダーベッドヒュージョン向けの各種製品です。
当社ではスパッタレス造形用のビームシェーパー、熱レンズ効果を抑制する保護ガラス、パウダーベッドヒュージョン式金属3Dプリンタ専用のレーザ計測器など様々な取り扱いをしています。
未来のものづくり技術である金属3Dプリンタ技術開発をサポートできるよう、今後も新しい技術のリサーチに努力します。
属造形時にリアルタイムでモニタリングを行うことができる最新技術です。