保護ガラスモニタ

保護ガラスモニタ

 

保護ガラスモニタ
 

保護ガラスって汚れるから交換やクリーニングが必要だよね

 

はい。汚れた状態の保護ガラスを使用していると、熱レンズ効果のような問題によりレーザ加工の品質が劣化してしまいます。

 

でも交換やクリーニングのタイミングってどうやって判断するの?

 

レーザの出力確認や目視による汚れチェックにより行う方法と、保護ガラスモニタを使い判断する方法があります。

自動機による生産をしている現場では、毎回保護ガラスの状態を確認することは不可能です。そのような場面において保護ガラスモニタは非常に役立ちます。

 

保護ガラスの汚れは熱レンズ効果の原因となり、加工点におけるビーム径やビームプロファイルの変化を引き起こし、これが原因で加工不良などの問題が発生します。
保護ガラスモニタは保護ガラス上のコンタミから散乱する光量と温度計測を行うことでモニタリングを行います。レーザ加工中に保護ガラス上の汚れを検知し、加工不良を起こす前にオペレータに交換時期を知らせることが可能です。
SLM(Selective Laser Melting)、レーザ溶接、クラッディング、切断などのアプリケーションに最適です。

 

 

保護ガラスモニタの原理
 

保護ガラスが汚れているかどうかをどうやって判断するの?

 

保護ガラスモニタは、保護ガラスの円周上側面に取り付けられたフォトディテクタにより、保護ガラスからの散乱光をディテクとします。

保護ガラス上に汚れが付いていると、散乱光が増えるため、汚れが付いていることを客観的に評価することが可能となります。

 

保護ガラスモニタは保護ガラスの側面に取り付けたフォトディテクタにより、保護ガラスに照射されるレーザ光の散乱を拾います。
保護ガラス上に汚れが付着していると、散乱光が増えますので、ユーザが閾値を設定することにより最適な保護ガラスの交換/クリーニングタイミングを知ることができます。

 

 

 

製品
項目 仕様
電源 24V DC, 50mA
出力信号(光量計測) 0 - 10V DC
出力信号(熱量計測) 1V DC per 10℃
立ち上がり時間(光量計測) <3ms