独国PRIMES社のLaserQualityMonitor(LQM)はレーザービーム計測を高速に且つ容易に行う装置です。ビームウェスト径、集光半径、ウェスト位置、ファーフィールド拡がり角、レイリー長、ビーム伝搬係数Kなどの計測を高速に行います。
LQM+は照射されたコリメート光を集光、またはファイバ端から拡散してくるビームをコリメート後に集光させることにより、装置内部でコースティックを形成します。集光ビームは内蔵の減衰機と結像光学系を通過し、CCDセンサー上に拡大投影されます。
これにより、ビーム半径、ビーム強度分布、ビーム位置などの情報が得られます。光軸方向に沿って複数の計測を行うことにより、M2などのビーム品質特性を計測します。
計測は自動で行われるため、M2計測でありがちなヒューマンエラーを排除することができます。
これがなくてもFM+やMSM+があれば測定できるんじゃないの?
もちろん、FM+やMSM+も同様の計測が可能ですが、レーザ発振器単体の評価を行おうとすると、光学系の準備が必要になってしまいます。
LQMはレーザ発振器単体評価に特化した計測器です。
LQM5 | LQM20 | LQM200 | HP-LQM | |
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パワーレンジ(1064nm) |
5W |
20W |
200W(opt.500W) |
10kW |
パルス幅 |
100fs~連続光 |
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波長レンジ |
1030-1090nm |
340-360nm 515-545nm 1030-1090nm |
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ビーム径 |
1-15mm |
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最大ビーム発散角 |
10mrad |
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電源 |
24V DC ±5%, max.1.8A |
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冷却 |
空冷 |
空冷(オプションで水冷) |
水冷(0.7L/分/kW) |
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冷却 |
- |
>7L/分 |
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インターフェース |
イーサネット |
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長さ |
285mm |
350mm |
480mm |
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幅 |
190mm |
230mm |
300mm |
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高さ |
180mm |
190mm |
190mm |
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重さ |
約10kg |
約18kg |
約35kg |
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使用温度 |
10~40℃ |
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湿度 |
10~80% |