ホモジナイザは、入射するビームを小さなビームレットに分岐します。ホモジナイザから出てきたビームを集光すると、各光線が各位置に収束されトップハットビームが得られます。
一般的なホモジナイザの場合、生成されるビームはトップハットのみですが、当社で取り扱っている特殊なホモジナイザは、レーザを使った特殊な方法でレンズアレイを製造することで、レンズアレイを自由に描画することができ、入射するあらゆるビームをご希望の形状に変換できます。トップハットビームやドーナッツビームだけでなく、厚板の切断に最適なリングビームやブレージングに最適な矩形トップハットビームなどあらゆる形状に対応します。
ホモジナイザで生成されるのはトップハットだけだよね?
一般的になホモジナイザで生成されるビームはトップハットのみですが、当社で取り扱っているホモジナイザは様々なビームプロファイルを生成することが可能です。
DoEとは何が違うの?
DoEは回折光学素子で、ホモジナイザは屈折型の光学素子です。
DoEは一般的に効率があまりよくありません。また、DoEは入射するビームが均一な波面を想定しており、マルチモードのレーザではビームの制御がうまくできません。
逆にホモジナイザはマルチモードのレーザに対して優れたビームシェーピングをします。
じゃあ、ホモジナイザは万能だね!
いいえ、ホモジナイザにも苦手分野があります。
当社では様々なビームシェーパーを取り扱っており、ご用件をお伺いしてからベストなビームシェーパーをご提案させていただいております。
是非ご相談ください。
当社が取り扱っているホモジナイザはレーザを使いレンズアレイを形成しています。メカニカルな加工と比較すると、レンズをよりスムーズに製造することが可能です。微細な加工が可能となるためレンズ間ピッチが抑えられ、散乱などの門外が少ないことが特徴です。
一般的なレンズアレイだと高出力レーザでの使用が心配な部分があるけど、レーザでアレイを作ると高出力でも大丈夫なの?
はい。当社が取り扱うホモジナイザは、これまで20kWのCWレーザ、100Jのパルスレーザでの動作実績があります。
ホモジナイザをカスタムでご依頼いただく場合、以下のご情報をお伺いします。
・レーザの波長、出力、M2、ファイバコア径(ファイバ出力の場合)、ビーム広がり角
・使用している光学系の情報(コリメータや集光レンズの焦点距離)
・最終的にご必要なビームのサイズと強度分布