IRビューワー

IRビューワー

 

IR可視化ツール

人間の目に見える光は、波長400nmから700nmくらいの領域です。
そのため、レーザ加工や光通信で使われる近赤外の光は目で見て確認することができません。
IR可視化ツールは目に見えない領域の光を可視化するツールです。レーザの照射位置を確認することができるため、事故のリスクを減らすと同時に作業性を高めます。

 

 

IR可視化ツールの種類

IRセンサー

赤外光を吸収して可視光を発光する蛍光物質が含まれている製品です。
カード状の簡易なツールで、持ち運びに便利です。

 

IRビューワー

赤外光を受けると、特殊な受光素子がその光を電気信号に変換し、それを蛍光スクリーンなどに映し出すツールです。
電気信号に変換した後は増幅することができるため、弱い光でも観察することができます。

 

 

製品
1倍モデル 2倍モデル
スペクトル感度

350~1300nm

350~1700nm

350~2000nm(2000nmでは感度が低いため。2W/cm2以上の光を観察する必要があります)

分解能(中心部) 60Lp/mm
FOV 40° 20°
倍率 1倍 2倍
レンズ F1.4/26mm F1.8/50mm
アイリス オプション 搭載
フォーカス

0.15m~無限遠

オプションで0.05m~無限遠

0.25m~無限遠

オプションで0.15m~無限遠

ワーキングディスタンス 12.5±0.2mm
バッテリー 1.5V, 単4電池
バッテリー寿命 35時間
外部電源 DC3V, 30mA
寸法 140×78×52mm 145×78×52mm
使用温度 -10~40℃
オプション アイリス、NDフィルタ(3-5% @ 1064nm)、顕微鏡アダプタ、ハンズフリーオプション、IR照明(940nm, 800nm)、Cマウントカメラアダプタ、2倍レンズ、1倍レンズ、スペーサー、CCD用Cマウントリング、ビデオアダプタ

IRセンサーは目に見えない近赤外の光を可視化し、作業現場においてレーザの位置を確認するために使用される簡易ツールです。

従来のIRセンサーカードは損傷閾値が弱く、可視化する際にセンサー部に焼けが発生してしまうことが多々あります。

弊社取扱いの製品は、高出力レーザでの仕様にも耐えうるIRセンサーです。

超短パルスレーザの可視化などにも使うことができます。

 

項目 仕様
ダメージ閾値 100W/mm2
最小レーザパワー密度 30mW/mm2
波長 900~1070nm
透過率 80%
センサー部サイズ 20×20×2.5mm