レーザ出力って、パワーメータで測れるから、わざわざヘッドに取り付ける必要ないんじゃないの?
パワーメータで計測することは非常に重要です。これによりどれくらいのレーザーエネルギーが加工点に到達しているかを知ることができます。
しかしながら、パワーメータでの計測はオフラインであり、レーザ加工時のリアルタイム測定ではありません。
なるほどね。でもレーザ加工中だったらレーザ発振器のパワーモニタを見ればいいんじゃない?
はい、その情報も重要です。
ただ本製品を使うことで、QBHやコリメートレンズ、デリバリファイバ等による損失も含めてモニタリングを行うことができ、より実用的なデータになります。
レーザパワーメータによるオフライン測定は、レーザ装置の状態確認のために非常に重要です。定期的に実施することで加工不良による材料の無駄を減らし、消耗品部品の交換タイミングを知ることができます。
しかしながら、測定の度にダウンタイムが発生してしまうというデメリットがあります。
レーザ発振器のパワーを確認することは、レーザが正常に動作しているかどうかを確認する上で非常に重要です。
しかしながら、デリバリファイバの断線やデリバリファイバによる光損失、QBHやコリメータレンズなどの光学部品による光損失まではわからないといったデメリットがあります。
レーザ出力モニタは、レーザ加工時にリアルタイムでレーザ出力の揺らぎを確認することができるツールです。
出力トレンドを見ることにより、加工欠陥を未然に防ぐことができます。
また、製造時の出力データの記録を取ることができるため、あとからデータ解析を行ったりすることが可能となります。
項目 | 仕様 |
---|---|
レーザ出力 | 20W~6kW |
波長 | ブルー、グリーン、近赤外 |
測定精度 | ±2% |
サンプリングレート | 200kHz |
使用温度 | 5~55℃ |
使用湿度 | ≦90% |
重量 | <500g |
溶接モニタリングと併用することで、モニタリング精度を更に向上することができます。