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レーザ関連製品の専門商社 株式会社プロフィテット

第十九回メールマガジン

第十九回メールマガジン(2021年3月15日発行)

●●●目次●●●
1. ご挨拶
2. 透明材料加工用レンズ
3. 微細周期構造レーザ加工オンラインデモ
4 アンケート
5. 編集後記

 

 

1. ご挨拶

緊急事態宣言が延長となり、弊社もテレワークを継続しています。
皆様におかれましても、リスクを最小限にしてご活動されていらっしゃることと思います。
前回のメールマガジンで、アンケート調査を行ったところいくつかご回答をいただいており、中には貴重なご意見もございました。ありがとうございます。
今回のメールマガジンは少し毛色を変えまして、微細加工について製品紹介させていただきたいと思います。
また微細周期構造についてのウェビナーを企画しておりましてそのご案内もございます。
最後までご覧いただければ幸いです。

 

また、前回アナウンスさせていただきましたレーザ保護メガネの格安キャンペーンもよろしくお願いします。
詳細はこちら

 

 

2. 透明材料加工用レンズ

ガラスやサファイヤのような透明材料加工では材料の内部にレーザ光を集光します。
非常に小さな集光ビーム径が要求されるため、単焦点の集光レンズが必要となります。
よく、市販の顕微鏡用レンズを使用してレーザ加工を行っている方がいらっしゃいますが、これにはいくつかの点でデメリットがございます。

 

顕微鏡用レンズをレーザ加工に使うデメリット(1)

顕微鏡用レンズは結像用に設計されたレンズですので、レーザ加工には不向きな点がいくつかございます。
通常、ガラスやサファイヤの加工の場合、ピコ秒レーザやフェムト秒レーザのような単パルスで高ピークパワーのレーザを使用します。
顕微鏡用のレンズもこれらレーザ用のARコートがされているため、透過率的には問題はないです。
しかしながら、顕微鏡用のレンズの場合、内部が複雑な光学系となっており、非常に分厚いレンズが何枚も使われているのが一般的です。
ARコートがされていますが、レンズの各面では0.2-0.3%程度の反射があり、反射した集光ビームが分厚いレンズの内部に集光してしまうというリスクがあります。
実際に加工をされている方には「あるある」の話かと思います。

 

顕微鏡用レンズをレーザ加工に使うデメリット(2)

レーザ加工では加工したときに出るワークからの除去物からレンズを守るために保護ガラスをつけるのが一般的です。
顕微鏡で使用するレンズは、本来そのようなリスクがないため保護ガラスがついていません。
これでレーザ加工をすると、高価なレンズが・・・。
保護ガラスは重要です!

 

顕微鏡用レンズをレーザ加工に使うデメリット(3)

顕微鏡用レンズの場合、ワーキングディスタンスはそこまで重要ではありませんが(全くということではありません)、レーザ加工では重要です。
上述の通り、保護ガラスがあったとしても、保護ガラスの交換頻度を少しでも減らすためにはワーキングディスタンスの確保は重要です。
また1umで高い反射を持つシリコンのような材料を加工しようとしたときに、ワーキングディスタンスが短いと、反射した光がレンズに集光してレンズが加工されてしまうというリスクもあります。
顕微鏡用レンズは一般的にワーキングディスタンスが長くなく、かつ、保護ガラスがないのでレンズにダメージが入る可能性が大きいです。

 

レーザ加工用の対物レンズ

以上より、レーザ加工に求められる対物レンズは以下のような特徴を持ちます。

 

 ・レンズの数をできるだけ少く設計
 ・焦点方向への光の伝搬でゴーストが出ない
 ・ワーキングディスタンスを長く設計
 ・交換可能な保護ガラス

 

弊社ではこのような加工に用いる光学系を販売しております。

 

球面収差補正レンズ

透明材料の内部に集光する際に使用するレンズです。
最大4mmの深さまで球面収差を補正します。
NA0.8のモデルとNA0.5のモデルがあり、それぞれワーキングディスタンスは1.6mm、4.4mmです(もちろん、交換可能な保護ガラスがついた状態でのワーキングディスタンスです)。
球面収差補正レンズの詳細はこちら

 

多焦点レンズ

透明材料の内部に複数のビームを集光するレンズです。
透明材料の切断に最適です。
こちらも保護ガラス取付可能です。
多焦点レンズの詳細はこちら

 

 

 

3. 微細周期構造レーザ加工オンラインデモ

生体の持つ優れた機能を模倣し、光学等に応用する技術(バイオミメティクス)は自動車や医療、その他様々な
製品の性能向上、機能付与に役立つ新しい技術と言われてきましたが、昨今その動きが盛んになってきています。
この実現にはリソグラフィなどがありますが、工程が多く広い面積の加工の実現が難しいことから、レーザへの期待が高まってきています。
弊社では直接干渉レーザパターニング(DLIP)という加工技術を推奨しています。
DLIPは、LIPPSのようにフェムト秒レーザを使う必要がなく、また広いエリアを一度に加工できるというメリットが
あります。
この度、DLIP技術のご紹介と、実機でのデモンストレーションをご覧いただきたく、オンラインデモを開催させてい
ただきます。

直接レーザ干渉パターニング 

 

内容

今回のウェビナーは2段階構成となっております。

 

日時

2021年4月22日(木) 16:00~

 

○第一部
16:00~ プレゼンテーション及び質疑応答

 

○第二部
17:00~ Fraunhofer研究所の紹介
オンラインデモ(2機種)
質疑応答

 

※上記は変更の場合がございますので予めご了承ください。

 

参加方法

以下よりお申し込みください。
お申し込みはこちらから
 
 

 

 

 

4. アンケート

前回アナウンスさせていただきましたアンケートの締切が3月末でございます。
年度末のお忙しい中大変に恐縮ですが、もしよろしければ以下よりアンケートにご協力いただけますと幸いです。
アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で3名様に弊社オリジナルマスクをプレゼントさせていただきます。

 

こちらよりアンケートサイトへお進みください

 

 

 

 

5. 編集後記

私事ですが、ようやく娘の大学受験が終わりまして、一息ついたところです。
娘も私と一緒で国語が苦手でして、理系に進みました。
99%ないとは思いますが、仮に将来レーザ業界に入るようなことがあればよろしくお願いします。
さて、今年度も残すところあと少しです。
この時期は人の移動も激しくなりますので、ウイルス感染には十分に気をつけてください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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