レーザ焼入れ用加工ヘッド
レーザ焼入れ用加工ヘッドはファイバレーザから出射する拡散光をコリメートし、長手方向に一様なラインビーム状、またはドーナッツ型プロファイルの丸いビームに集光する加工ヘッドです。
QBHコネクタを接続することができるストレート型のレーザ加工ヘッドです。
ラインプロファイルはカスタマイズ可能です。
使用例
福岡県工業技術センターに納品したレーザ加工ヘッドの例です。
5kWのディスクレーザをライン状のビームにしています。
焼入れ時の温度は、高速パイロセンサーでリアルタイムにモニタリングされ、1ms毎にレーザへPID制御信号を出力しています。
これにより、均一な入熱が可能となります。
ヘッドが非常に小型でシンプルな構成となっております。
加工動画
プロファイル例
レーザ焼入れヘッドでは、通常のファイバレーザの光をライン状でトップハットなビームや、リングビームに変形します。
レーザ焼入れヘッド仕様例(カスタム可能)
レーザ焼入れ用加工ヘッド仕様 | ||
入射ビーム |
マルチモード(ガウシアン上の形状) |
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出射ビーム | 集光ビーム | |
ワーキングディスタンス | 200~350mm(スポットサイズと必要な強度分布により異なる | |
スポットビーム |
ラインビーム(ライン長:6~12mm) |
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最大入射レーザパワー | 6kW CW | |
冷却 | 水冷 | |
重量 | 約3kg | |
πShaper NA 0.2_910-980 | πShaper NA0.1_1064 | |
ファイバー |
NA=0.22 |
NA=0.13 |
波長 | 910~980nm | 1050~1080nm |
オプション | リアルタイム温度センサ(クローズドループ制御つき) |
レーザ焼入れヘッド寸法例