リアルタイム欠陥モニタリングシステム
PrintRite3Dリアルタイム欠陥モニタリングシステムはパウダーベット方式の金属3Dプリンタ専用のメルトプール温度測定装置です。メルトプールの熱測定値から異常を検出し予測します。これにより製造工程にリアルタイムの調整を加え、工程の品質をさらに保証することもでき、製造コストを削減することが可能となります。
航空宇宙などの危険性が高く要求の厳しい業界向けに部品を製造する製造業者はこれらの部品が正確に製造されていることを確認し、部品が故障しないことを確信する必要があります。
積層造形法を使用して製造された部品が品質保証基準を満たしていることを証明するには2つの方法があります。一つは破壊試験、もう一つはコンピュータサーモグラフィ(CT)です。破壊試験では試験を行った個体については品質の確認ができますが、それは全ての部品に当てはまるものではありません。CTは費用と時間がかかり、また部品内に複雑な幾何学的構造がある場合は必ずしも正確な結果が得られるとは限りません。
PrintRite3Dでは部品が製造されている間に積層された金属材料の熱特性(インプロセス品質メトリクス(IPQM))を識別します。これにより欠陥をリアルタイムでマッピングします。特定のIPQMサーマルシグネチャを使用して部品設計を最適化することもできます。
評価プログラム
製品のトライアルプログラムをご用意しています。
トライアルプログラムの内容は以下のとおりです。
1.評価用の造形デザインを当社にお送りください
2.デザイン通り造形を行い、モニタリングデータを取得します。
3.取得したデータをセキュリティのかかったサーバーにアップロードします。
4.当社よりサーバのアドレスとログインパスワードをお知らせします。
5.ソフトウェアの使用方法等のご説明をさせていただきます。
6.14日間のソフトウェアアクセス権によりデータの解析を行えます。
PrintRite3D仕様
パラメータ |
仕様 |
分解能 |
100um |
スピード |
200kHz |
波長 |
300-1000nm |
データファイルサイズ |
10MB/レイヤー |
データプロセス時間 |
20秒/レイヤー |
データプロセスレート |
レイヤー間 |
サーバーパフォーマンス |
10TBマルチコア |
外部機器接続 |
レーザ出力、レーザドライブ、XYプロトコル |
センサーアレイサイズ |
200×200×150mm |
HMIサーバーキャビネットサイズ |
580×580×810mm |
動画
測定結果画面例
以下の測定画面により造形物の欠陥を可視化することが可能となります。
ケーススタディ