超低価格ファイバーレーザーマーカー
超低価格ファイバーレーザーマーカーの概要
PROMARKは業界最安値のファイバーレーザーマーカーです。
レーザ、ガルバノスキャナだけでなく、PCやソフトウェア、作業台、簡易ステージ、照明も搭載されており、設置後すぐにご利用を開始できるオールインワンレーザーマーカーです。
ファイバーレーザは従来の固体レーザと比較し非常にビーム品質が高く、優れた集光特性により最高のマーキング品質をご提供します。
ソフトウェアはどなたでも直感的に使用できるよう、シンプルな構成となっており、レーザーマーカーをご使用されたことがない方でも簡単にご利用いただけます。
ラインナップは20W、30W、50W、100Wがあり、高出力モデルはマーキングだけでなく金属の深堀りも可能となります。
ご利用者様のご安全を考慮し、オプションでレーザ安全カバーの取り付けも可能です。
弊社にてデモンストレーション、サンプルマーキングが可能です。是非お問い合わせください。
ファイバーレーザーマーカーマーキングサンプル例
鉄 |
アルミ |
銅 |
鉛 |
ステッカー |
ステンレス |
黄銅 |
マグネット |
コルク |
ステンレスへのカラーマーキング |
ファイバーレーザーマーカーによるマーキング動画
鉄へのマーキング
アルミへのマーキング
銅へのマーキング
鉛へのマーキング
ステッカーへのマーキング
ファイバーレーザーマーカー仕様
レーザー発振器 |
ファイバーレーザー |
レーザー出力 |
20W/30W/50W/100W |
マーキングエリア |
100x100mm、200x200mm、300x300mm ※加工対象のサイズに合わせてカスタム可 |
マーキングスピード |
最大7m/s |
取り込めるデータ |
AI, BMP, DWG, DXF, DXP, PLT |
対象となる材料 |
金属、アルミ、プラスチック、コーティング材料、ゴム、エポキシ樹脂、 セラミック、ABS、PVC、鋼、チタン、銅など |
電圧 |
100V AC |
冷却 |
空冷 |
ファイバーレーザーマーカーのソフトウェア
付属のソフトウェアはWindowsベースのソフトウェアで非常にユーザフレンドリです。直感的に理解できるインターフェースにより、どなたさまも納入後すぐにレーザーマーキングを開始できます。
画像データやベクターファイルの読み込みが可能で、非常に容易にマーキングデータを作成できます。また、シリアル番号等連続した数字のインクリメント印字、バーコード、印字日時なども対応しています。
マーカーソフトウェア簡易取扱説明動画
レーザマーカー立ち上げ方法説明動画
弊社ご提供ファイバーレーザーマーカーの構成
本ファイバーレーザーマーカーには以下が含まれております。
他社製品では100万円を切る製品もございますが、制御用PCなどが含まれていないケースがほとんどです。
20W機の場合、以下構成品全て含めて100万円以下でご購入いただけます。
・ ファイバーレーザーマーカー本体(ファイバーレーザー、ガルバノスキャナ、fθレンズ)
・ 制御用PCおよびマーキングソフトウェア
・ 作業台
・ 簡易XYステージ
・ 外付けガイド光
・ 照明
・ 保護メガネ
ご導入までの流れとサポート体制
① 弊社営業マンよりレーザーマーカの概要説明をさせていただきます。
(訪問またはWeb会議)
② お客様よりサンプルをお預かりし、弊社にてサンプルマーキングを行います。お客様の立会いも可能です。 実際にご購入された場合は、納品時にマーキングの設定条件をお渡しします。
③ オプションを含めた仕様を決定します。
④ 決定した仕様に基づいた仕様書とお見積書を提出します。
⑤ メール、FAXまたは郵送にてご注文書をお送りいただきます。
⑥ 納品前に納入日をご相談させていただきます。納入日は弊社の担当が装置を組み立て、取扱説明を行います。
レーザー発振器、ガルバノスキャナ、光学部品等に不具合があった場合、弊社にて交換させていただきます。
納入後1年は無償交換(延長可能です)、それ以降は都度お見積とさせていただきます。
レーザーマーカーとは
マーキング(刻印)の用途
マーキング(刻印)は、対象物に文字や数字、記号などを記すことを示します。
マーカー(刻印機)は、例えば、部品等の製造工程において、製品名や型式、シリアル番号のマーキングを行う用途で使用されています。
製造業界では製造者責任を明確にする必要性から、「いつ」、「どこで」、「誰が」などの情報をバーコードという形で記録するという意識が高まりつつあります。
このトレーサビリティの意識の高まりは、製造業界だけでなく、食品業界、医療業界など様々な業界でも見られます。
バーコード化するデータ量が増えるに従い、QRコードのような2次元バーコードが主流になりつつあり、マーキング(刻印)の用途は増え続けています。
マーキングの方法
マーキングは大きく分けて、「接触式」「非接触式」の2種類があります。
接触式で代表的なものは「刻印機」、非接触式は「インクジェットプリンタ」と「レーザマーカー」です。
それぞれの特徴を以下にご紹介します。
接触式 刻印機
刻印機にも様々な種類がありますが、ここではドット刻印機についてご説明します。ドット刻印機は細いピンで対象物表面を凹ませることでマーキングを行います。対象物の表面にドットで文字等を刻印していくため、ドット刻印機と呼ばれます。
非接触式 インクジェットプリンタ
インクジェットプリンタは、その名の通りインクを使用したマーキングツールです。ノズルから対象物へインクを吹き付けてマーキングを行います。
非接触式 レーザマーカー
レーザマーカーは、レーザで対象物を変色させたり、彫刻したり、剥離することで下地を表面化させたりすることでマーキングを行います。高速性に優れていることと、インクジェットプリンタのようにマーキングしたものが薄れることがないため、様々な分野で使用されています。
それぞれの比較
ドット刻印機 |
インクジェットプリンタ |
レーザマーカー |
|
方式 |
接触 |
非接触 |
非接触 |
印字スピード |
☓ |
○ |
○ |
対象物への衝撃 |
☓ |
○ |
○ |
対象物の状態 |
低依存 |
依存 |
依存 |
印字の精細さ |
☓ |
○ |
○ |
カラー |
☓ |
○ |
△ |
ランニングコスト |
○ |
☓ |
○ |
印字の寿命 |
○ |
☓ |
○ |
コスト |
○ |
○ |
☓ |
レーザマーカーは対象物へダメージを与えずに、消えない印字が可能です。ランニングコストがかからずメンテナンス性が高いという特徴があります。
レーザマーカー
レーザマーカーはレーザを対象物表面に集光させることにより対象物を変色(酸化、化学反応、炭化など)、彫刻、剥離させ印字を行います。集光されたレーザビームはガルバノスキャナと呼ばれる、モータの先にミラーが付いたスキャナを使い自由自在にかつ高速に操作されます。
最近の主流は光ファイバを媒体として発振するファイバーレーザーを搭載したレーザマーカーで、従来の固体レーザーやCO2レーザーよりも、更にメンテナンスフリーになっています。
このファイバーレーザーは直径約10um(1mmの100分の1)のコアから発振するレーザー発振器で、集光性が非常に高く、従来の技術と比較してより精細な印字ができるようになりました。
当社のファイバーレーザーマーカーがおすすめな理由
実はファイバーレーザー、ガルバノスキャナはレガシー製品
上述の通り、ファイバーレーザーマーカーは非常に優れた刻印ツールですが、実はその歴史は古く、既にファイバーレーザーもガルバノスキャナもレガシー製品として認知されています。これらは既にアジアでも製造が行われており、格安に販売され始めたのは、だいぶ過去の話になります。
当初、アジア製のファイバーレーザーやガルバノスキャナには技術的な課題がありましたが、現在では国産や欧米製品と同等の品質のものも出てきています。
当社での主要部品選定
当社では、その中でも高い実績を持つファイバーレーザーとガルバノスキャナならびに、主要部品の一つであるfθレンズを選定し、格安でありながら高いパフォーマンスを持ったファイバーレーザーマーカーを販売させていただいております。
弊社にて長期的に性能検証を行い、自信を持っておすすめできる製品になりました。
メンテナンスについて
メンテナンス性に優れたファイバレーザーマーカーですが、機械ですので、「絶対に故障しない」ということは言い切れません。そこで、弊社では本製品の技術サポート並びに、万が一の故障時の対応要員として、専門のスタッフをご用意させていただいております。
ご納得してご購入いただくために
どなた様にもご不安を取り除いた上でご選定いただけるよう、サンプルマーキングを実施させていただき、必要に応じまして、弊社にお越しいただき、またはWeb会議システムを利用して、デモンストレーションをさせていただきます。
まずはお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
用語集
ファイバーレーザー
ファイバーレーザーが世の中に出てくる前は、固体レーザーが主流でした。固体レーザーはYAGやYVO4といったレーザー結晶をレーザーダイオードで励起することにより、近赤外の発振をさせることができるレーザーです。この近赤外の光は共振器(1組の向かい合うミラー)で何度も折り返されながら増幅しレーザーとなります。
一方でファイバーレーザーは媒体が結晶ではなく光ファイバです。希土類のYbをドープした光ファイバが先程のYAGやYVO4の役割を、特定波長を反射するFBG(ファイバーブラッググレーティング)が共振器の役割を果たします。
光ファイバのコア(レーザー光が伝搬する道)はΦ10um(1mmの100分の1)ほどのサイズですので、固体レーザと比較しても、非常に小さく高品質なビームが出射されます。
また、固体レーザの場合、共振器のアライメントが必要となりますが、ファイバレーザはアライメントフリーでメンテナンス性にも非常に優れたレーザです。
ガルバノスキャナ
ガルバノスキャナはレーザーを2次元で動かすためのツールです。
モータの先にミラーが付いた構造になっており、ミラーをモータで動作させることで、反射するレーザービームを自由に動かすことができます。モータ+ミラーは直行するように取り付けられ、2次元平面においてそれぞれXY方向でビーム制御するのに使われます。
ガルバノメータモータという電場の中を磁石が動くことにより起電力が発生するモータを使っていることからガルバノスキャナと呼ばれます。
fθレンズ
fθレンズはガルバノスキャナでスキャンされたビームを集光する目的で使用されます。一般のレンズで集光した場合、ガルバノスキャナでスキャンすると、マーキングエリアへのビーム入射角度がθのとき、像の大きさは焦点距離×tanθの関係になりますが、fθレンズの場合、焦点距離×θの像となります。
fθレンズを使用すると、レーザをスキャンしたとき、一つの平面上に焦点を置くことができるため、マーキングエリア内で均一のビーム径をキープすることができます。
レーザー保護メガネ
レーザーの光が目に入ると非常に危険です。レーザ出射口を覗かなくても、反射した光が目に入るというリスクもございます。そのようなリスクを回避するための方アイテムが保護メガネです。保護メガネはレーザー光を吸収し、万が一レーザー光が目をめがけて飛んできた場合であっても大切な目を守ります。
詳しくはレーザ保護メガネのページと以下のレーザー安全についてをご参照ください。
レーザー安全について
マーキングに使用するレーザーはクラス4と呼ばれ、JISC6802にて直接観測も拡散光の観測も危険とされる出力レベルのものとなります。クラス4の措置基準(詳しくはレーザ安全とその対策ページをご参照)として、レーザ管理区域を囲い等により、他の区域と区画し、危機等によって明示することが義務付けられています。
弊社のファイバーレーザーマーカーはお客様希望によりそのような囲いをつけて販売することも可能です。
例えば、レーザカーテンやレーザ保護ウインドウのようなものがございます。
材料によってはマーキング時に有害なガスを放出するものもございます。そのような人体に影響のあるパーティクルを吸い取る集塵機(ヒューム・ダストコレクタ)もレーザ装置を安全に使用していただく上で非常に重要なツールです。
日常点検について
ファイバーレーザーマーカーの健康チェックとしてレーザ出力の確認ができる計測器(レーザーパワーメータ)がございます。マーキング開始前にレーザーの出力が正常であることを確認してからご使用されると、よりご安心して日々のマーキング作業が行えると思います。
よくあるご質問
Q1: 購入後、マーキング開始まで必要なものはありますか?
A1: 標準キットにはを、制御用PCを含んだレーザーマーカーを動作させる全ての製品が含まれておりますので、すぐに動作させることが可能です。ただし、レーザーマーカーはクラス4ですので、JISC6802Cの措置基準(本ページの「レーザー安全について」をご参照)を取る必要がございます。もちろん、そういった対策も含めてご提案させていただくことも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
Q2: 納入時はどのようなサポートを行ってもらえますか?
A2: ご指定の場所(国内)まで製品を配送し、弊社スタッフが設置作業にお伺いします。設置完了後に簡易マーキングテストを行い、取扱説明を行います。(一部地域は出張費用がかかります)
Q3: 製品マニュアルは付属しますか?
A3: レーザーマーカーにはたくさんの機能がありますが、一般的にはご使用される機能は限定されます。弊社ではよく使う機能だけをまとめた簡易マニュアルを作成しておりますので、そちらをお渡しさせていただきます。もちろん、複雑なことを実施したいという場合は、お問い合わせいただければ弊社スタッフが対応致します。
Q4: カスタマイズは可能でしょうか?
A4: 程度によりますが、基本的には可能です。ご相談ください。
Q5: 保証期間はどれくらいでしょうか?また延長は可能でしょうか?
A5: 製品にはご導入後1年の製品保証がつきます。この間に通常使用可において製品に不具合が見られた場合は弊社にて無償修理させていただきます。また、保証は2年まで延長可能です(有償)。
Q6: 他にも100万円程度の安価なものがありますが、違いはなんですか?
A6: 弊社のファイバーレーザーマーカーには制御用のPCや作業台なども含まれておりますので、別途それらをご用意頂く必要がありません。
Q7: サンプルテストは可能ですか?
A7: 是非ご依頼ください。