光ファイバ同心度測定モニター
光ファイバ同心度測定モニターCCM-1000はファイバの線引きある いは巻き戻し中に、光ファイバとコーティングの同心度を測定する多システムです。パターン認識を追加した、「前方散乱」の原理を特徴としていて、全ての 標準屈折率アクリルコートファイ バの数値計測が可能です。
■ 特徴
・直行する2軸で計測
・稼働部なし
・側面開放部からのファイバを容易に通すことができる
・標準~低屈折率のアクリルコートをサポート(低屈折率では若干の制限あり)
・コーティングの同心度(振幅、角度)の数値計測およびロギング
・ファイバ位置の計測
・3rdパーティシステムへの接続
■測定原理
ファイバの表面に二つの垂直なレーザビーム源が投影されます。投影されたビームはファイバとコーティング層を透過し、位置により異なる散乱パターンを生成します。 生成されたパターンは高解像度 CCD センサーにて受光され、USB 経由で PC にデータ送信されま す。イメージ認知ソフトウエアが散乱したパターンの特徴を検知し、偏心度を計算します。加えて、散 乱パターンがスクリーン上に表示され、操作者は散乱の特徴を観察することが出来ます。
■計測仕様
CCM-1001 |
CCM-1002 |
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ファイバ径(コーティングを含む) |
50~1000um |
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コーティング径/ファイバ径 比率 |
1.5~4 |
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同心度測定範囲 |
0~10um (ファイバ/コーティング寸法に依存) |
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同心度測定精度 |
±1um(ファイバ形状に依存) |
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分解能 |
±0.1um |
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位置測定範囲 |
-1000~1000um |
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位置測定精度 |
±10um |
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演算時間 |
1~10ms |
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フレームレート |
10fps |
125fps |
■装置仕様
光源 | 650nmレーザダイオード(オプションで白色光源) |
センサー | CCD |
重量 | 約2kg |
サイズ | 180×120×58mm |
ベースプレート及びカバー材質 | アルマイト処理されたステンレス |
PC接続インターフェース | USB2.0 |
ソフトウェア | CCM-1000専用ソフトウェア(Win 7, 8, 10対応) |
電源 | USB供給 |